
戦国時代を生き抜いてきた全国の名将たち。その処世術は家訓として残されています。朝倉家/今川家/上杉家/加藤家/黒田家/武田家/伊達家/長曾我部家/徳川家/細川家/本多家/毛利家ら100以上の家訓を徹底調査した本。
城島明彦さんの新刊をご紹介します。
武士の家訓 生き抜くために、戦国武将が遺した究極の教え
私たちは人生のあらゆる局面で修羅場に直面します。準備万端整えたのにもかかわらずあっけなく失敗することは数知れません。
なぜ失敗するのか。それは失敗のほとんどが机上の空論から生まれるからです。
その点、修羅場を潜り抜けてきた戦国武将たちの処世訓には底知れぬ説得力が隠されています。
【評価】戦国武将になった気持ちで読めるサバイバル術!
- 「友人選び」の鉄則
- ライバルに勝つ秘策
- 諫言・説得に失敗しないための心得
- 人生行路の上手な舵の切り方
- 「学び」で壁にぶち当たらないために
- 人の評価基準は「礼儀作法」にあり
現代語訳に加え原典から引用した家訓を要所に掲載してあるので、内容に重みがあります。
多くの武士の家訓に直接触れることで人や歴史に興味持ったり、テーマに興味をもって膨らましていくことができます。
「女をどう扱えばよいか」では、異性との付き合い方や距離の取り方、嫁がせる際に贈る家訓など、今に通じるリアリティを感じることができます。
城島明彦 著、武士の家訓 生き抜くために、戦国武将が遺した究極の教え、株式会社カンゼン、2020.4.30初版
— imiteku (@imiteku) May 24, 2020
目次#imi本 pic.twitter.com/HBFx6bDVbm
城島明彦さんとはどんな人
昭和21年三重県生まれ。早稲田大学政経学部卒。 東宝、ソニー勤務を経て、「けさらんぱさらん」でオール讀物新人賞を受賞し作家になりました。歴史上の人物検証や歴史上の人物を題材にした経営書を数多く出版しています。
- 出版日:2020/04/16
- ページ数:320ページ
カバーデザインは二ノ宮 匡さん
カバーイラストレーション担当は瀬知エリカさん
城島明彦著「武士の家訓」( カンゼン)単行本 – 瀬知エリカ
まとめ
世の中が混迷するほど、歴史に頼りたくなるもの。それを「温故知新」と言います。
生存本能と闘争本能の塊な連中が残した教えには、千金の重みが込められています。
- 引用した家訓は100以上
- 修羅場を潜り抜けてきた説得力ある処世訓
- 跡継ぎに向けて書かれた究極のエッセンス
- 理解しやすく箇条書きで書かれた究極の自己啓発書