
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。
読みたい本を探すときは、新聞や雑誌の書評欄や信頼できる読書家がつぶやく記事を読んだりします。さらにAmazoneで紹介記事やレビューを見ます。なんとなく胸騒ぎがする本は大体アタリです。
あの本は読まれているか
好評発売中! 東京創元社が全力でオススメする今年イチオシの海外ミステリ、ラーラ・プレスコット『あの本は読まれているか』の応援コメントが熱いです! 本日も本書に寄せられた感想をご紹介させていただきます。https://t.co/VRAYtJ0tcA #あの本は
— 東京創元社営業部 (@tsogen_eigyo) April 30, 2020
冷戦下の米国。ロシア移民の娘イリーナは、CIAにタイピストとして雇われるが、スパイの才能を見こまれ、特殊作戦に抜擢される。目的は共産圏で禁書『ドクトル・ジバゴ』をソ連国民の手に渡し、言論統制で迫害するソ連の現状を知らしめることだった。
本書の見どころ
- ミステリ界で話題沸騰の傑作エンターテインメント!
- 切なく苦しくて、でも彼女らが貫き通した強さがかっこいい!
- 冷戦下のソ連で禁書となってた『ドクトル・ジバゴ』を広めるため、裏側で奮闘した名もなき人々の物語。
- 初期のCIA、女性だから昇進できない理不尽さと戦うタイピスト達も、その仕事への誇りは高かった。
- ホロヴィッツの3連覇に待ったをかける、凄まじい新人が登場!
- 冷戦下、ソ連相手に一冊の小説『ドクトル・ジバコ』で戦う、という話。
- アメリカで出版権がオークションで200万ドル、初版20万部で売れた本
- 30か国で翻訳が決定。
- 「冷戦下」「ソ連国民」「スパイの才能を見込まれ…ある特殊作戦に抜擢」などの(わたし的)キラーワードが満載。
- 私たちは地下や暗闇で本を買う必要は無い。書店で買えるのだ。
- 訳者は吉澤康子さん(@urikoko)
- 装画は藤田知子さん(@Pippilotta_V)
「あの本は読まれているか」ラーラ・プレスコット
— Rimbaud (@Rimbaud16263491) May 1, 2020
冷戦下の人々の幾つもの人生が丹念に描かれる。人は時代や国家に押し潰され消えていくかもしれない。けれどそれで彼らのささやかな幸せや願いがなかったことにはならない。この最後のページの祈りに声を合わせたくなった。#読了
公式のコピーだけでは本作の凄さは伝わりません。手ごたえを知るには人から人にうねりのように伝わる響きに耳を傾けること。本読みたちの興奮がこの本の真価を物語っているようです。