【選書】文化の力で世を動かすには

歴史・時代
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

出版される膨大な新刊書の中からめぼしい本を探し当てるには、選書に目を通すのが早道です。新聞の書評欄で紹介された本はアタリの確率が高いので、あとで書店に行って実際に手に取って確認します。

歴史・時代

文芸評論家の末國善己さんが朝日新聞で紹介した歴史・時代書です。

茶聖

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伊東潤 『茶聖』 ・ 茶人千利休の求めた世界とは。 面白かったです。 織田信長や豊臣秀吉、徳川家康といった天下人とのやりとり、天下人の光をより強くするために自ら影となる覚悟。 千利休の世界は古田織部、小堀遠州といった歴代の茶人を通して今に生きていると思います。 ・ 伝統は真似をするだけでは駄目、初めは真似でもそこから最終的には自分の型、美を作らなければならない。 ・ 楽家の家訓も絶対に教えないこと、とあるそうです。 四季の移ろいを肌で感じ、己の詫びを見つける。 それが伝統を継ぐということなのでしょうか。 花は客の心で咲けばいい。 京都に生きる者として、自分の美的感覚だけは養いたいです。 ・ #伊東潤 #茶聖 #読書記録

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  • 弟子たちの視点で離宮切腹の謎に迫る
  • 狭い茶室で展開される戦国武将たちと利休のすさまじい心理戦
  • 利休の政治工作と事件
  • 文化で社会を動かす上で必要なものとは

按針

  • ウイリアム・アダムスの数奇な人生
  • 当時の航海術や造船術の克明な描写
  • グローバル経済と宗教対立の中で模索するアイデンティティ

東京、はじまる

  • 江戸の建築学に関心を持つ著者が東京の誕生に注目
  • 国家的プロジェクトを任された建築家辰野金吾を活写
  • 下級武士の子どもが成り上がる葛藤