絶滅危惧種のエロ事師が語る人生訓「人生、死んでしまいたいときには下を見ろ、俺がいる。」

人生、死んでしまいたいときには下を見ろ、俺がいる。
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。暇を見つけては書店のお手伝いをしてます。

辛い境遇に遭った人に聞いた話があります。

どんなに打ちのめされたときでも心臓は動いている。頭が死ぬといっても体は言うことを聞かない。どんな境遇でも生物としての肉体は生きることをやめない。

とはいっても死にたくなるような時ってありますよね。
そんな時には死にたいと思っている自分の脳みそに活を入れることです。

Contents

人生、死んでしまいたいときには下を見ろ、俺がいる

2017年にPARCO出版より刊行された『村西とおる語録集 どんな失敗の中にも希望はあるのでございます』を加筆・修正のうえ、新書化したもの。

作った動画は3000本。71歳を過ぎた今、波乱の自伝を出版。テレビドラマのモデルにもなった村西とおる監督の物語です。

自伝ですのでどこまでホントか確かめようはありませんがメッセージは簡潔明快で力があります。読んで生きる元気が湧いてくる本です。

「ガマンの後に天国がくる」

絶頂と転落を繰り返したAV業界の創造主・村西とおるの壮絶人生をふりかえってみましょう。

  • 辞書のセールスを経てエロ本の出版に転じる
  • 猥褻図画販売目的所持で逮捕
  • 服役して出所するも妻は逃げ家庭を失う
  • 当時普及しはじめたばかりのビデオに目を付けAV監督としてデビュー
  • ヒット作が出ず自分も出演するという前代未聞のチャレンジ
  • 年商100億「ナイスですね」がトレードマークになる

「多くのスタッフに囲まれる女優をリラックスさせるため」と自己正当化するところに類まれな才能を感じます。

  • 黒木香との宿命的な出会いからヒット作を連発する
  • 撮影がエスカレートする
  • 病魔に侵される
  • ハワイロケ中にFBIに捕まり370年という刑を受ける
  • 借金を完済する

新書の体裁ではありますが入っている情報量はかなり軽い印象を受けます。

老境に差し掛かり、危険な毒気が抜けてきた今だからこそ、幅広い人にもその人間としての味わいが伝わるのではないでしょうか。

まとめ

「誰もやらないことをすると、大変な苦労と批判を受けます。もしみなさんがあきらめかけたその時は、この言葉を思い出してください」と言った言葉が「死んでしまいたい時には下を見ろ! 俺がいる!」

『全裸監督 シーズン2』が2021年にNetflixで配信されることが発表されました。もうしばらくこのキャッチコピーが落ち込んだ人に元気を与えてくれそうです。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。