40年目の若返り・東急ハンズ渋谷店

台風25号も去り、強烈な日差しが久しぶりに戻ってきました。

渋谷の街は雲ひとつない青空の下、溶けてしまいそうな熱気に包まれています。

いつものようにPortalで作業をしていると暑さを忘れます。

今日の目標はプログの習熟。午前中WordPressとinstagramのチューニングに熱中していたらお昼を過ぎていることに気づきました。今日の昼ごはんはどこに行こう。気分転換も兼ねて少し歩いて井の頭通りまで行くことにしました。仕事場が近いので昼ごはんに迷うことはありません。

帰りに東急ハンズ渋谷店に立ち寄りました。学生時代に開店した渋谷ハンズも考えてみればこの当たりの古株です。今年で40年。いつも時代に先駆けて新しいものを届けてくれるのがるのがこの店の使命でした。そのハンズが節目の年ということもあり館内のレイアウトを大きく見直しました。どう変わったのでしょうか。チラシによると目玉の企画が「アガるスタジオ」という試みなのだそうです。

東急ハンズ渋谷店は立地の関係から連なる三つの建物が螺旋状の階段で繋がる不思議な構造をしています。真ん中に伸びるエレベーター前には小さな空間があるのですが、そのスペースほぼ全フロアを使って実演販売用のブースにしてしまおうというのです。

様々な色のインクを自分の好みに合わせてブレンドしてくれるコーナーや、クラウドファンディングで開発された商品を実際に手にとってみられるコーナーなど、スタジオと名付けられた実演コーナーは個性的なコンセプトでまとめられています。

注目したいのは、オープン記念企画として打ち出したSNSとの連携です。スタジオの撮影は自由。訪れた客に自由にスタジオコーナーを撮影してもらい、客はその画像をプログなどで発信することができます。仲間内の話題であってもなんでも構いません。次の来店時はSNSで拡散した様子を来店時に店員にしめすことで買い物が割り引いてもらえるのです。

一般的に言って商業施設の中は撮影禁止が原則です。店側にとって商品セレクトや陳列方法そのものが企業秘密だからです。

写真撮影が許されるのはスタジオコーナーに限定されていますが、客はこのエリアに限って商品やレイアウトの撮影は自由です。

今回の企画は店の掟を破ってまで写真撮影を認めたこと大きな意味があるように思います。

ハンズではすでに池袋店などが店員によるツイッター発信を行なっていました。ツイッターで発信した商品は売れる。そんな手応えを感じていたのです。しかし店員が発信するのはあくまで業務の余裕を使ってのこと。この部分を来店者に委ねることができれば、発信者は幾何級数的に増えると踏んだにちがいありません。

お客さんが求めるのはあくまで商品やサービスです。面白い商品やサービスを発見する楽しみは客にとってもメリットがあります。

世の中の消費スタイルがネットに移っています。ハンズのように隙間に特化して売ってきた店にとってははやりづらい時期に差し掛かっているのかもしれません。そこで考えたのが商品を手にとってもらうという原点回帰。実演販売の視点だったのでしょう。

ハンズが踏み切ったこの企画。売り場のあり方を変える大きな第一歩のような気がしてなりません。




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