2020年大転換「五輪後」に起きる14の異変とは

日経ビジネス 2020年大転換
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

お祭り騒ぎが予想される2020年。気がかりなのはそのあとです。

景気やくらしは同変わるのか。五輪後になにが起きるのか。

日経ビジネスの特集からキーワードを読み解きます。

Contents

日本の大転換

1.近づく不動産価格の天井

  • 25パーセント下落した勝どきエリア
  • 最後の一戸建て売れるまで下落圧力
  • 2020年、来るか「タワマン危機」

不動産調査会社によると、首都圏の新築マンション価格の下落率が最も高かったのは王子。つづく下落率2位が「勝どき」でした。台風で脆弱さがあらわになったタワマンの不安も顕在化。武蔵小杉のマンション価格の上昇率は1.6パーセントにとどまりました。憧れの街「湾岸」「ムサコ」の黄昏がささやかれ始めています。

2.日本経済、じり貧覚悟か

五輪後はマイナス成長に陥る可能性が

「有事」意識で1ドル=100円も

3.年前半は「五輪準備パニック列島」

  • 一筋縄でいかぬ「天候リスク」
  • 8月には宿泊施設の最大4000室が不足する恐れ
  • 東京への出張は困難に

4.限界点を超える教育劣化

  • 「%がわからない大学生」
  • 数学適応力は世界で6位とワンランクダウン

5.大学はレジャーランドから「職安」へ

  • 就活の早期化すすむ
  • 「ガクチカ」=就活の現実味

6.変わる街づくり 首都圏民は「川崎南部」を目指す?

不動産価格の異変もある中、これまでにないエリアに注目

7.インバウンドも大転換?北九州が名所になる日

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旦過市場

外国人に受けるネタがやまほど

北九州の台所・旦過市場に脚光。酒屋で買った酒をそのまま店内で飲む「角打ち」

8.浮かぶ仕事、沈む仕事

地銀マン、消える「地方での威光」

9.出前戦争が招く「一段の人手不足」

  • 飲食宅配サービス「ウーバーイーツ」が規模拡大
  • 19年の外食デリバリー市場は前年比4.9パーセント増

出前館[1]飲食宅配サービス。各地の新聞配達店などと提携し、配達を委託できるサービスを開始。加盟店は19年9月には2万店を突破している。”黒船迎撃”に自信。

配達員の仕事は近所でこなせるうえ、自転車でも配達できるので作業員の負担も軽く、隙間時間に働けることから若者、主婦、シニア層に人手が流れ込む可能性がある。

10.自動車は「100年に一度」級の大転換?

キャッシュレスに淘汰の波

日経ビジネス2019.12.23・30 2020年大転換

世界の大転換

11.世界中で「ミニ独立国」が誕生

  • 理想郷の建設にまい進
  • 著名投資家が海上都市建設

セルビアとクロアチアの国境を流れるドナウ川の中州に2015年「リベルランド自由共和国」を名乗るエリアが出現しました。米決済サービス、ペイパル共同創業者で投資家のピィーター・ティール氏らが推奨するのは公海上に人工の浮島を作って独立国家群を建設する計画です。

世界で一番新しい国?! リベルランドへ行って来た | Serbian Walker~セルビアのあれこれ

12.米中・日韓・香港問題 2020年3大難問の「現実解」

  • 攻撃が得ならば「仮想敵」に
  • 輸出は2割減、訪日客は6割減

13.世界食糧危機の足音 「コーヒーが消える日」は来る?

標高上がればコストも上がる

新興国ゆ途上国の人口爆発によって食糧の消費量に大きな変化が起きています。中国のコーヒーの消費はここ数年で6パーセント拡大。反対に生産農家は価格の低迷などにより減少しています。

14.ついに幕開け、人類期待の「宇宙産業」

  • 世界のファイナンス業、フィンテック業界が変わる
  • 宇宙ゴミは焼き尽くす

人工衛星を活用してインターネットの超高速通信を可能にする技術の実用化が進んでいます。「スターリンク」と呼ばれる新システムを主導するアメリカのロケット打ち上げ会社「スペースX」は20年中に北米で運用を開始するといいます。

まとめ

異変は三つに大別できます。

  • トレンド逆流
  • 先送り課題の顕在化
  • 新課題の出現

20年後、日本は「見えない世界」に突入します。しかし、うまく活用すればビジネスチャンスになるものも多いといいます。時代を読み解き、察知する能力が今以上に求められるというわけです。

References

References
1 飲食宅配サービス。各地の新聞配達店などと提携し、配達を委託できるサービスを開始。加盟店は19年9月には2万店を突破している。
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