
退職後年金だけでは生活が苦しいというのは本当です。のんびり暮らせる余裕はないので自分を磨きながら糊口をしのがなくてはなりません。大変な世の中です。
先日こんなツイートをしました。
中国では、実に半数以上が何かしらの動画、しかも長くて数分の短尺動画を見ているのです #最強のsnsは中国から生まれる #黄未来 動画制作者必読
— furutani (@kenfru3) November 30, 2019
独自でつづられるITの裏面史、IT勢力争いの次なる主役は・・・という見出しで週刊ダイヤモンドのブックレビューでも取り上げられました。
この本を深堀します。
Contents
TikTok やばいぜ
若い人の間で最近人気の動画プラットフォームがTikTokです。
年末から年始にかけてテレビコマーシャルを見た人も多いと思いますが、たった15秒の録画時間にもかかわらず、ショートムービーを投稿する人が増えています。
大人の間では「中高生の遊びサイト」的な軽ーいアプリと思われがちです。実は私もそうでした。
ところがその実態は、facebookもinstagramも実現できていない「インフルエンサー経済圏」の囲い込みを狙いとした高度なアプリ。
最先端の技術と周到な戦略が隠れていると聞いて仰天しました。

著者の黄未来さんは中国生まれ日本で学んだあと 2018年秋より上海交通大学MBAに留学中のインフルエンサーです。
日本人には伺い知ることが難しいかの国のIT事情をビジネスマンの視点から深堀していて、今中国で何が起きているのか知る手掛かりになります。
驚いたのは、日本ではナーバスな扱いを受ける個人情報について。中国では国家による個人の監視はあまり気にしない人が多いという報告です。
生活が便利になれば自分の情報が国家にただ漏れしてもOKという人が多いのだとか。
さらに国家がITに優先的に金をかけているということ。人工知能を使って最強のアルゴリズムを構築しているという実態などを知ると、 TikTokが決してフェイクなサービスではないことがわかります。
動画関係者は読んで損しない、肌で感じる貴重な情報が詰まっています。
まとめ
私は中国に行ったことがないので、ニュースを見てもよくわからないことだらけです。
発見があったのは、中国企業が人まねをして恥じることがないのは、優れた商品であれば真似をすることがリスペクトだという感覚です。
おためごかしのような理屈で日本では到底受け入れられませんが、国民性の違いを乗り越える上で、こうした違いを知ることは重要です。
週刊ダイヤモンド
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