心を痛めない!断捨離のススメ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

生活術や趣味実用を扱ったテーマは、放送後の問い合わせの数から見ると根強い人気があることがわかります。

ブログにも言えることですが、人の役に立つ情報を発信することの意味がよくわかります。

最近よく目にするのがかたづけの本。アメリカではこんまりこと近藤麻理恵さんが大きな反響を呼んだことでもわかります。

ガラクタだけど捨てられないものってありますよね。そのガラクタとの付き合い方を綴った本が人気です。

Contents

「ガラクタのない家」 幸せをつくる整理術

200軒以上もの家を大改造してきた整理収納アドバイザー 。60歳を目前にした“暮らし替え”の体験を元に本書を執筆。2世帯住宅という限られた空間をどう活かし、ガラクタのない家を築いていくかを説く

読みすすめて感じたのは、著者の持つやさしさです。ものごとを否定せず、その本質を正面から見つめ直そうという姿勢が感じられるからです。

手に入れたものがなかなか捨てられないのは所有欲もありますが、捨てることに対する罪悪感です。せっかく手に入れた。人から貰った。愛着を持っていた。そうしたプラスの思い出を持ったものは、なかなか切り捨てることができないのは誰も同じだと思います。

その罪悪感とどうつき合えばいいかという所から、著者は静かに語りかけてくれるのです。

はじめからガラクタという名前のモノはありません。モノが勝手に入ってきたのではなく、私たちが何らかの理由で家に入れたはずなのに、役に立たなくなったり上手に活かせなくなった途端にガラクタと呼ぶのは、人間の身勝手ですよね。

おもわず、その通りと感じるメッセージです。

ものを整理する極意とは

著者の井田さんが提案することはシンプルです。それは全体像を掴むこと。番組作りでもいえますが、ここはどこか、いつのことか、といった今いる位置を理解することは重要です。

全体を知ることで客観的に物事を見ることが出来ます。かたづけの極意も全体から入ること。全体の中でそのモノが占める位置を客観的にみることで冷静な判断ができるのだと井田さんは言います。

全体をみることで自分の欲望もコントロールできる。それは自分の価値観と向き合うことです。井田さんは四つのキーワードでその意味を伝えてくれます。

  • だ→すべてを出す
  • わ→種類別・目的別に分ける
  • へ→使うものだけを選んで減らす
  • し→枠を決めて、出し入れしやすくしまう

ためしに私も机の中のガラクタを一覧表にして見渡すことにしました。すると持っているものに優先順位のようなものが湧いてくるのを感じました。

ガラクタを生まないための哲学

大切なのは私たちに帰ってくる家があるようにモノにも帰るべき場所を決めておくということ

年を取るほど思い出の品は増えていきます。元気なうちは気にならないけど、やがて直面するのがモノの処分。

思い出をすべて取っておく訳にはいきません。大事なのは、自分や家族の心の中に何を残せるか。心構えに解決の鍵があるようです。

「引き出し1つ」から始まる! 人生を救う 片づけ

井田さんは、1日に摂りたい食品の目安を元に1週間に摂るべき食品量を牛乳は何㌘、肉・魚は何㌘、という風に算出し、買い物をそれに合わせて行っている。このルールを守れば、万遍なく食べられ、余分に買いすぎることもない。

井田さんの代表作です。必用なモノやその分量を事前に計算して買い物をする。売り手の誘惑にははまらないことが片づけの極意。

心の中で決意しても守れる人はほんのわずかなところはプログの継続と似ています。

週刊エコノミスト

2019年7月9日

  • 10年後のGAFAを探せ世界を変える100社
  • 書物の破壊の世界史――シュメールの粘土板からデジタル時代まで
  • 尊厳ある介護: 「根拠あるケア」が認知症介護を変える
  • 武器としての世論調査

10年後のGAFAを探せ 世界を変える100社

不老不死、ロボット、フィンテック、AI…世界の革新企業100社を一挙紹介!

書物の破壊の世界史――シュメールの粘土板からデジタル時代まで

「50世紀以上も前から書物は破壊され続けているが、その原因のほとんどは知られていない。本や図書館に関する専門書は数あれど、それらの破壊の歴史を綴った書物は存在しない。何とも不可解な欠如ではないか?」―ことは戦争や迫害、検閲だけでなく、数多の天災・人災、書写材の劣化、害虫による被害、人間の無関心さに及ぶ。幼少期以来、たび重なる書物の悲劇に居合わせてきた著者が、膨大な量の文献や実地調査をもとに、世界各地の書物の破壊の歴史をたどった一冊。17か国で翻訳。

尊厳ある介護: 「根拠あるケア」が認知症介護を変える

認知症の人の自尊感情を高める向き合い方が本人や介護者を苦しめる徘徊や暴力,不潔行動などの周辺症状を改善する.様々な患者との関わりから得た「根拠あるケア」とは何か,悩める家族,介護者に送るメッセージ.

武器としての世論調査

内閣支持率が高い地域では宗教信仰率が高い。野党支持は若年層で伸び悩み。世論調査の見方を知り、精緻に分析していけば、こんなことがわかります。この社会に窮屈さを感じている人も、あなた自身の考えが政治に反映されないことが不満で「世論調査は捏造だ」と考えている人も、この本を読んでみてください。世論調査は、社会をとらえ、未来を変えるための武器です。どの地域に住む、どんな人が、どの政党を支持しているのか、一緒に見ていきましょう。そして彼らに働きかけ、この社会を変える方法を考えてみませんか。

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