AI研究が明らかにした人間の弱点とは「教科書が読めない子どもたち」

 

フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。
  こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

放送の現場も技術の変化が激しい職場の一つです。世の中の動きを一秒でも早く伝えるために機材や仕様がどんどん更新されます。その速度が数年前に人間がついていけない早さになるかもしれません。

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

AIに仕事を奪われるという不安が広がっています。誰にでもできる仕事は早晩AI(人工知能)に置き換えられていくという不安です。シンギュラリティ=技術的特異点と言うのだそうですが、漠然とした不安が広がります。

そんな不安を国立情報学研究所教授の荒井紀子さんが、専門家の立場から解説する本です。少し安心したのは、シンギュラリティはこないということ。それにAI(人工知能)は人間を超えられないということです。

しかし、視点を変えると私たちの将来よりも、子どもたちの未来への不安が浮かび上がってきました。それは技術の進歩の影で学習する環境が先細っている事実でした。

国立情報学研究所教授の荒井紀子さんは著書で、リーディングスキルという「読解力」をキーワードに解決の糸口をさぐります。今後子どもに勉強やプログラミングを教える上でも、まずは親自身が実践して理解している必要があることを再認識させられます。

週刊東洋経済 2018年5/12号の特集は「AI時代に勝つ子・負ける子」でした。AI時代には、これまでの受験勉強とは違う学びが必要になるようで、すでに様々な学習サービスが登場してきています。数学が得意であっても、問題の意味を理解する「読解力」をどう身につけるかが鍵なのだそうです。

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こどもとテクノロジーが未来を開く

アップルがまだアップルコンピューターという社名だった時代、これからの時代を先読みする企画の番組に参加しました。

当時アップルが生産していた機種はMACーSEと上位機種のMAC2です。この機種を使って富山県の小学校とイギリスのレッチュワースという街の小学校を電話回線で繋いでリアルタイムでお絵かきをしようという試みです。

アップルコンピューターからはハイパーカードの生みの親であるビル・アトキンソンさんも参加しての大企画になりました。

番組ではかろうじてお絵かきらしきものができましたが、通信の設定やコンピューターの設定など綱渡りのような膨大な作業の末に成立するというスリリングな経験でした。

参加したスタッフたちの心を癒やしたのは参加した小学生たちの目の輝きでした。不自由ながらもパソコンをつかって画像のやりとりを楽しむ様は、これから訪れるデジタル社会への希望を与えてくれたからです。

それから30年。パソコンは高性能なスマホになり、通信は5Gの扉に手をかけるまでになりました。

パソコンの頭脳も大きく進化し、今ではAIという人工知能が代名詞のようになりました。AIの能力はここ数年にうちに人間の処理能力を追い越すとも言われています。

やってくるのはユートピアか、それとも暗黒のデストピアなのでしょうか?

この本をめくりながら、海を越えたパソコン通信に目を輝かせた子どもたちの姿を思い出しました。