
芸能系の番組は手がけたことはありませんが、芸能人にパンぐみのナビゲーションをしていただく機会がありました。
時間を売るのが芸能人の仕事なので、事前の段取りは必要最小限。しかし狙いを理解し望み通りの成果を出してくれるところはさすがと思いました。
Contents
芸人先生
能ある鷹は爪を見せないと言いますが、芸人のみなさんと接してみてわかるのは驚異的な身体能力の持ち主だということです。
芸人の芸を見せるのではなく、芸を生み育てる過程を番組にできないかという発想もありです。
ビジネスマンをターゲットに、自己啓発をしてみたらどうなるかという番組。そのエッセンスをまとめた本です。
NHKの教養番組「芸人先生」が、未放送コンテンツ+番組の解説を務める営業コンサルタントの和田裕美先生のアドバイスをたっぷり増量して書籍化!
ナイツ、バイきんぐ、サンドウィッチマンといった人気お笑い芸人陣が、会社員が普段行っているプレゼン、企画会議、雑談などに対し、お笑いネタをつくる視点から「ビジネスに有効なワザ」を徹底講義します。
番組は芸人をプレイヤーに見立て、さながらスポーツ中継を見るようにビジネスの視点でコンサルタントが解説していくというスタイルで進行します。
- 数秒で人の心をつかめる
- 好かれてファンを作れる
- 3分で、簡潔にまとめる話ができる
- アイデアが溢れるように出るようになる
- ライバルに負けない
- 個性を引き出せる
- んどん物が売れるようになる
ステージでは見過ごしてしまうような小さな動きの中にも、芸人の計算と狙いが凝縮されていることがわかります。
驚嘆したのは、芸人の持ちネタが、その場の思いつきではなく練り上げられたものであることです。そのタイミングを合わせるため練習が積み重ねられていることは発見でした。
「一般的な定番アイデアからズラす」ことによって、新しい層から顧客を取り込むことが見込める5つの要素。
「時間・人・場所・方法・金額」の5つの要素を指す。 これらのうちいずれかを定番からズラしてみると(例えば営業時間を変えてみるなど)隠れていた潜在顧客が求めていたニーズを満たし、思わぬ新しい客層を取り込むことがある。」
好きを仕事にしたいという人には参考になる番組だと思います。
週刊エコノミスト
2019.03.19号が紹介した話題の本
- データは騙る: 改竄・捏造・不正を見抜く統計学
- 小さなパン屋が社会を変える 世界にはばたくパンの缶詰
- その情報はどこから?
- 違和感のススメ
データは騙る: 改竄・捏造・不正を見抜く統計学
「ビッグ・データ」の活用が叫ばれる一方、政府から科学界に至るまで、データの改竄や捏造は絶えない。世の中にあふれる一見もっともらしい数字や調査に、私たちはどう向き合えばいいのか?そんな声に応え、統計経済学のエキスパートがさまざまな数値から巧妙に導き出されるトリックを明かし、ダマされないための極意を伝授。ビジネス、研究、日常生活の各場面で役立つ楽しい統計学入門。
小さなパン屋が社会を変える 世界にはばたくパンの缶詰
被災地に、「パン・アキモト」の秋元社長と「パンの缶詰」を見かけないことは、ほぼない。 阪神・淡路大震災の被災者の声から生まれた、世界初「パンの缶詰」をめぐる感動のノンフィクション。 那須高原麓にある「パン・アキモト」は、創業70年。96年に発売をスタートさせた、防腐剤無添加・3年間保存 可能な「パンの缶詰」で、全国から注目を集め続けています。 秋元社長は、災害が起きると国内外問わず、企業、学校、自治体、NGOなどと即時に連携をとり、「パンの缶詰」を無償提供し続けています。その数、国内は15万缶以上、海外は22万缶以上と驚異的な数。また、この「パンの缶詰」を使って、海外の飢餓地域を救う仕組みまで作ったのです。 本書は、社長や働く社員、さらに協力を惜しまない企業、学校、NGOへのインタビューを通して、様々な組織や人を巻き込んで、仕組みを作ること、また利益を上げ、社会貢献するという「これからの働き方」を伝える1冊です。
その情報はどこから?
私たちはいつの間にかインターネットと毎日繋がっています。知らず知らずのうちに行動や考えがインターネットに影響されているかもしれません。たくさん流れてくる情報に惑わされないために大切なこととは。
違和感のススメ
権威を疑う! 多数派を疑う! もの言うタレント、松尾貴史の辛口社会派エッセイ。 立川志の輔との特別対談を収録!!ある時は政権に、ある時は大手メディアに、またある時は世の中の流行に……。この国のあらゆる”しっくりこない” に松尾貴史が物申す。毎日新聞別刷『日曜くらぶ』連載中の「松尾貴史のちょっと違和感」からの選りすぐりコラム集。