こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。
トレンド企画や地域の旅リポなどで、食べ物などの取材をすることがあります。周りからはたまに「おいしいものが食べられていいですね」と言われることがありますが、取材や撮影中はじっくり味わう暇はありません。
次の段取りやゲストの接遇などでロケ弁当すらも掻き込むように食べなければならないのが現場の仕事でした。
仕事も落ち着き、人生にちょっぴり余裕が出来てきたいまだからこそ楽しみたい本があります。それがこの本。
Contents
読む寿司 オイシイ話108ネタ
本書はいわゆるガイド本ではありません。蘊蓄本の列に並ぶネタ本です。しかし、読みはじめると面白い。知らなかった話がみつかります。
おもしろかったのは、マグロがもともと下魚として不人気なネタだったということ。それから、関東大震災で起きた物資不足が「軍艦巻」のもととなる寿司を生んだこと。その軍艦巻を銀座久兵衛が生み出したときは、NHKにゲテモノ扱いされたこと。本書にも書かれているとおり、アメリカのカリフォルニアロールを見て「こんなの寿司じゃない!」と言う日本人は多かった。だが今やあたりまえのように回転寿司で流れるエビマヨやツナマヨの軍艦は、カリフォルニアロールがあったからこそ生まれたネタだ。
著者は料理人でもなければ研究者、グルメライターでもありません。映像ディレクターで映画評論家と聞いて、たぶんこの人もゆっくり味わって食べることに憧れを持っていたのかも知れないと、想像しながら読みました。
寿司ネタという具材に興味を持つと、自然と調理人つまり店にも関心が向くようになります。
「映画は、何も知らずに観ても面白い。でも、知ってから観ると100倍面白い。観てから知っても100倍面白い!」とは 映画評論家・町山智宏さんのツイッターにある言葉ですが、寿司もその言葉がそっくりそのまま当てはまります。
知って食べたらおいしいのです。
例えば、腕のいい寿司職人が握った寿司はなぜうまいか。答えは流通を握っているから。こんな知識を身につけると世界が少し広がります。
出典は「堀江貴文VS.鮨職人 鮨屋に修業は必要か? 」です。一つの話題から広げるだけで興味は無限に広がります。
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