
恒例のミステリー賞が発表されることもあり、年末の書店はミステリー本の新刊が並びます。中には季節を間違っているよなという怖い本も登場。人間が怖いという連作短編を紹介します。
Contents
怖ガラセ屋サン
恐怖をナメた者たちに「怖ガラセ屋サン」が下す容赦ない鉄槌。
誰かを怖がらせてほしい。戦慄させ、息の根を止めてほしい。そんな願いを考えてくれる不思議な存在――「怖ガラセ屋サン」。
怪談は作りものだと笑う人、不安や恐怖に付け込む人、いじめを隠す子供、自分には恐ろしいことは起こらないと思い込んでいる人、「結局一番怖いのは“人間”でしょ」と嗤う人……恐怖をナメた人たちの前に、怖ガラセ屋さんは、圧倒的な恐怖を携えて現れる。
恐怖なんて下らない?ホラーなんて下らない?結局“人間”が一番怖い?――そう思ってる人は危険。“あなたの知らない恐怖”が目を覚ますことに!
一話ごとに「まさか!」の戦慄が走る連作短編集。震えが止まらない、7つの物語を収録。
良い口コミ悪い口コミ
それぞれのオチに工夫が凝らされており粒ぞろいの作品集。なんとも言えない恐怖の煽り方は他の作品にはない独自性を感じた。
連作短編集ですらすら読めるけど、とにかくじとっとした怖さがずーっと続く。得体の知れない怖さ?のようなものがつきまとう感じです。
怖がることを否定したり他人の恐怖に鈍感な人々が『怖ガラセ屋サン』によって次々と制裁を受けていくお話。
読んでみた
お化け屋敷の中にずっといるような読書体験で、最高に怖かったです。
まとめ
- 深夜に読まない
- 誰かがいる場所で読む
- 元気がないときに読まない
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